インタラクティブモード

インタラクティブモードでアプリの詳細設定を行うことができます。

ここでは無線タグアプリ(App_Tag)固有の機能を説明します。共通機能については、インタラクティブモード(共通機能) を参照してください。

親機、子機、中継機でそれぞれインタラクティブモードへの入り方や設定項目が異なります。
子機の設定

子機は間欠駆動しているため、+ を3回入力してインタラクティブモードに移行する方法が使用できません。

インタラクティブモードに入るには、M2をGNDに接続し、電源を投入します。(TWELITE 2525AはSETピン、TWELITE SWINGはSCピンをGNDに接続し電源を投入します。)

インタラクティブモードに入ると以下の画面が表示されます。

--- CONFIG/App_Tag V2-00-0/SID=0x81027aae/LID=0x00/RC=9696 ---
 a: set Application ID (0x67726305)
 i: set Device ID (–)
 c: set Channels (15)
 x: set Tx Power (13)
 b: set UART baud (38400)
 B: set UART option (8N1)
 k: set Enc Key (0xA5A5A5A5)
 o: set Option Bits (0x00000001)
 d: set Sleep Dur (5000)
 w: set Sensor Wait Dur (30)
 m: set Sensor Mode (0x10)
 p: set Sensor Parameter (0)
 P: set Sensor Parameter2 ( )
---
 S: save Configuration
 R: reset to Defaults
バージョンにより表示が異なる場合があります。

設定コマンド一覧

コマンド 機能 説明 初期値 初期値 (TWELITE 2525A) 初期値 (TWELITE SWING) バージョン
a アプリケーションIDの設定 同一の周波数チャネルを複数のグループで使用することが可能です。値は32ビットで設定します。 0x67726305 -
i 論理デバイスIDの設定 子機の論理デバイスIDを設定します。1~100までの値を設定できます。 - -
c 周波数チャネルの設定 チャネル(11~26)を選択します。省電力動作を優先する観点から、複数チャネルの指定は無効としています。 15 -
x 送信出力の設定 1桁、または2桁の数字を指定します。1桁目は、送信出力を設定します。3が最強で2,1,0と1段階小さくなるたびに -11.5db 出力が低下します。出力を制限し電波の有効伝達範囲を小さくしたい場合に使用します。ただし、伝達可能距離は環境(ノイズ・遮蔽物など)に影響を受けます。
※ 理論上の伝達距離は 6db 出力が小さくなるたびに 1/2 になりますので、1段階小さくすることで伝達距離は約1/4になります。 2桁目は再送回数を設定します。2桁目は 0~9を指定し、0は再送なし、1~9は再送回数に対応します。再送を行わない場合、2桁目は省略可能です。
例:
3 -> 再送なし・最強出力
42 -> 再送4回・出力は2(1段階弱める)
13 v1.5.3 以降
b UARTボーレートの設定 9600/ 19200/ 38400/ 57600/ 115200/ 230400が設定可能です。 他の値も設定可能ですが、オシロスコープ等を用いて誤差を検証した上で使用してください。 115200 v2.0.1 以降
B UARTパリティの設定 N: 無し、O: Odd(奇数)、E: Even(偶数)を設定します。ストップビットは1で固定。ハードウェアフローは設定不可です。また、8N1, 7E2 といったビット数、パリティ、ストップビットの設定が可能ですが、動作検証は 8N1 のみとなります。動作検証以外の設定で利用される場合は、オシロスコープなどで波形を観察し要求を満足するか確認の上利用してください。 8N1 v2.0.1 以降
k 暗号化鍵の設定 暗号化鍵を入力します。32bitの16進数を設定します。 0xA5A5A5A5 -
o オプションビットの設定 各種詳細設定ができます。 0x00000001 0x00000011 0x00000411 -
d 送信間隔の設定 定期送信パケットの送信間隔を設定します。センサ情報の送信間隔をミリ秒で指定します。30〜86,400,000の値で指定します。 5000 500 5000 -
w 起床後センサ情報が安定するまでの待ち時間の設定 温度センサやアナログセンサが安定するまでの時間をミリ秒で設定します。 30 0 -
m センサ種別の設定 子機に接続するセンサを16進数で設定できます。 0x10 0x35 0xFE -
p センサ固有パラメータの設定 センサごとに決められたパラメータの設定をします。0以上の10進数で指定できます。 0 15 4 -
P モード毎のパラメータの設定 ADXL34x(センサーNo.0x35)の時のイベント判定時の閾値などのパラメータを指定します。 - -
S 設定値の保存 設定を保存し、モジュールを再起動します。 - -
R 初期値に設定を戻す 設定を初期化します。
他の操作を行わず、続けてS キーによる設定の保存を行うとセーブ領域のクリアを行います。
- -

センサ種別と固有パラメータ

上記設定の「センサ種別」と「センサ固有パラメータの設定」の設定内容です。

センサーNo. センサー 固有パラメータ
0x10 アナログセンサー なし
0x11 LM61(アナログ温度センサー) 温度にかけるバイアスを設定します。1℃上昇させるには100に設定します。値域は-32767~32767の間で設定できます。
0x31 SHT21(温湿度センサー) なし
0x32 ADT7410(温度センサー) なし
0x33 MPL115A2(気圧センサー) なし
0x34 LIS3DH(3軸加速度センサー) なし
0x35 ADXL34x(加速度センサー) 「ADXL34xの動作モードとパラメータ」を参照
0x36 TSL2561(照度センサー) なし
0x37 L3GD20(ジャイロセンサー) なし
0x38 S11059-02DT(カラーセンサー) なし
0x39 BME280(温度、湿度、圧力センサー) なし
0x3A SHT3x(温湿度センサー) なし
0x3B SHTC1(温湿度センサー) なし
0x61 MAX31855(温度センサー) なし
0xD1 複数I2Cセンサモード 設定についてはこちらを参照してください
0xFE 押しボタン パケットを送信するタイミングを設定します。
0:DI1(DIO12)の立ち下がりを検出する
1:DI1(DIO12)の立ち上がりを検出する
2:DI1(DIO12)で立ち下がり、DI2(DIO13)で立ち上がりを検出する
4:TWELITE SWING用設定(起動後ただちにパケット送信し、スリープを行わない)

※ 1に設定したときは DI1 のプルアップが停止されます。

ADXL34xの動作モードとパラメータ

ADXL34x使用時に動作モードを変更すると振る舞いが大きく変化します。動作モードを変更する場合はインタラクティブモード中に "p" (子文字)を入力し、値を入力します。モードは下記の通りです。また、1~8までの動作モードはモード番号を足し算することで複数のモードを同時に使用できます。パラメータを変更する場合はインタラクティブモード中に "p" (子文字)を入力し、値を入力します。初期値は15(Tap、Double Tap、Free Fall、Active/Inactiveを選択)に設定されています。

モードごとのパラメータを変更することにより感度等を調節できます。標準値で使用する場合は設定の必要はありません。

パラメータを変更する場合はインタラクティブモード中に "P" (大文字)を入力し、パラメータ名と値を入力します。例えばダブルタップで検知するタップの速さを調節したい場合はLATの値を変更します。LAT=300と入力すると1回目のタップと2回目のタップの間が300m秒以内なら検知するようになります。複数のパラメータを設定する場合はTHT=100,LAT=200のようにカンマ( , )で区切ります。

※ FIFOモード以外のモードでは各軸1サンプルずつ送信します。

動作モード No. 機能 説明 モードごとのパラメータ バージョン
0 Normal "送信間隔の設定"で設定した間隔で送信を行うモードです。 初期値は500ms(0.5秒)間隔で送信します。 1.5.1以降
1 Tap TWELITE 2525A を軽くたたいた時に発報するモードです。 THT : タップを検出するための閾値。どれかの軸の加速度がこの閾値を超えたときにタップしたと識別します。1~15000mgで指定します。初期値は3125です。
DUR : タップを検出するための時間。加速度がTHTを超えた時間がDUR以下の時タップしたと識別します。1~150.00msで100倍した整数で指定します。初期値は938(9.38ms)です。
1.5.1以降
2 Double Tap TWELITE 2525A を軽く2回たたいた時に発報するモードです。 THT : タップを検出するための閾値。どれかの軸の加速度がこの閾値を超えたときにタップしたと識別します。1~15000mgで指定します。初期値は3125です。
DUR : タップを検出するための時間。加速度がTHTを超えた時間がDUR以下の時タップしたと識別します。1~150.00msで100倍した整数で指定します。初期値は938(9.38ms)です。
LAT : タップを検出してから次のタップを検出し始めるまでの待ち時間。1~300msで指定します。初期値は100です。
WIN : LATから2回目のタップを検出するための時間。1~300msで指定します。初期値は250です
1.5.1以降
4 Free Fall TWELITE 2525A を落とした時に発報するモードです。 THF : 自由落下を検出するための閾値。加速度がこの閾値以下だったとき自由落下と識別します。1~15000mgで指定します。初期値は438です。
TIF : 自由落下を検出するための時間。加速度がTHF以下だった時間が TIF ms 経過したとき自由落下と識別します。1~1200msで指定します。初期値は225です。
1.5.1以降
8 Active/Inactive TWELITE 2525A を動かし始めたときと動いていないと判断したときに発報するモードです。 THA : TWELITE 2525A が動いていることを検出するための閾値。どれかの軸の加速度がこの閾値を超えたときに動いていると識別します。1~15000mgで指定します。初期値は2000です。
THI : 動いていないことを識別するための閾値。この閾値以下の時、動いていないと識別します。1~15000mgで指定します。 初期値は1938です。
TII : 動いていないことを識別するまでの時間。加速度がTHI以下の時間が TII s 経過したとき動いていないと識別します。1~250sで指定します。 初期値は2です。
1.5.1以降
32 シェイク ノーマル 振られた時の力の強さに応じてDOを4段階制御します。DO1 が Lo になる時が最弱で、DO4 が Lo になると最強です。振られていない場合は DO1 〜 4 が全てHiになります。
※ 標準設定で約1秒おきに判定および無線送信します。
※ PWM1 も制御されますが、将来、動作は変更される可能性があります。
「シェイクモード設定パラメータ」参照 1.5.3以降
33 シェイク 積算モード1 振られたか振られていないかを検出し、以下のように DO を変化させます。

0: 全てHi
1: DO1=Lo (他は Hi)
2: DO2=Lo (他は Hi)
3: DO3=Lo (他は Hi)
4: DO4=Lo (他は Hi)
5: DO3=Lo (他は Hi)
6: DO2=Lo (他は Hi)
7: DO1=Lo (他は Hi)
8: 0に戻る

※ PWM1 も制御されますが、将来、動作は変更される可能性があります。
「シェイクモード設定パラメータ」参照 1.5.3以降
34 シェイク 積算モード2 振られたか振られていないかを検出し、以下のように DO を変化させます。

0: 全てHi
1: DO1=Lo (他は Hi)
2: DO2=Lo (他は Hi)
3: DO3=Lo (他は Hi)
4: DO4=Lo (他は Hi)
5: 0に戻る

※ PWM1 も制御されますが、将来、動作は変更される可能性があります。
「シェイクモード設定パラメータ」参照 1.5.3以降
35 シェイク 積算モード3 振る前にアンテナ面を上に1.5秒以上静止させる、または、アンテナ面を下に1.5秒以上静止させてから振ります。
振る前に上向きであれば、全部Hi、DO1=Lo、DO2=Lo、DO3=Lo、DO4=Lo、以後 DO4=Lo を維持、の順で DO を制御します。
振る前が下向きであれば逆に制御します。
このモードでは PWM1 の Duty 比も DO の制御と同じように、10段階で制御されます。
「シェイクモード設定パラメータ」参照 1.5.3以降
36 シェイク ホールド シェイクノーマルモードでは、静止が検出された場合、全DOをHiに制御しますが、本モードではこれを省略します。
全DOをHiに設定するには、アンテナ面を下にして静止させます。
※ PWM1 も制御されますが、将来、動作は変更される可能性があります。
「シェイクモード設定パラメータ」参照 1.5.3以降
37 シェイク ピークホールド ホールドモードと同様の制御を行いますが、より強く振られた状態を維持します。一旦最強(DO4=Lo)になると、アンテナ面を下で静止しない限り状態が変わりません。
※ PWM1 も制御されますが、将来、動作は変更される可能性があります。
「シェイクモード設定パラメータ」参照 1.5.3以降
64 ターン TWELITE 2525Aのどの面が上向きかを送信します。 なし 1.6.1以降
128 スピン TWELITE 2525Aの角度を送信します。 なし 1.6.1以降
256 Nekotter ねこったーと互換性のあるモードです。アプリケーションIDとチャネルを設定すればそのまま、ねこったーとして使用することができます。 なし 1.6.1以降
512 省電力 待機中にスリープモードに入ります。待機時間が長い使い方の場合は電池寿命を伸ばせます。 なし 1.6.1以降
1024 FIFO 加速度を蓄積し、各軸10サンプルずつたまったら親機に送信するモードです。最大で1秒間100サンプルを送信することができます。 DUR : 計測するサンプリング周波数(Hz)を設定することができます。設定値は 1,3,6,12,25,50,100 を指定することができます。初期値は100です。 2.0.2以降
3072 FIFO(最大・最小・平均) 加速度を各軸10サンプルずつ蓄積し、その最大・最小と平均値を送信します。 DUR : 計測するサンプリング周波数(Hz)を設定することができます。設定値は 1,3,6,12,25,50,100 を指定することができます。初期値は100です。 2.1.5以降

シェイクモード設定パラメータ

シェイクモードでは、振りの強さに対する閾値を設定できます。

設定パラメータ 説明 値域 初期値
THT Shakeを判断するための閾値。 E_Shakeがこの閾値を超えていれば振ったと判断する。 また、この時の力の強さは1段階目である。 1~10000 120
THF E_Shake が THFを超えていれば振ったときの力の強さが2段階目であると判断する。THT以下に設定した場合判定しなくなる。 1~10000 500
THA E_Shake が THAを超えていれば振ったときの力の強さが3段階目であると判断する。THT、THF以下に設定した場合判定しなくなる。 1~10000 800
THI E_Shake が THIを超えていれば振ったときの力の強さが4段階目であると判断する。THT、THF、THA以下に設定した場合判定しなくなる。 1~10000 1200
DUR 1秒間に加速度を何回サンプリングするかを決めるパラメータ。(12~100までが推奨)
振るの判定および無線送信間隔も変化します。標準の25では約1秒おきの判定・送信で、50では約0.5秒になります。
6、12、25、50、100、200、400 25

TWELITE 2525A のShakeモードにおけるShakeを判断するための評価値は以下のように算出します。

    E_Shake = |(x_t - x_t-1) + (y_t - y_t-1) + (z_t - z_t-1)|

x_t、y_t、z_t は時刻 t における各軸の加速度(mg)です。 E_Shake がある閾値を超えたときに TWELITE が振られたと判断します。

しかし、加速度センサが加速度を取得したたびに TWELITE が計算を行うと電池の消耗が激しくなるので、 実際には加速度センサ内で 各軸 25時刻分の 加速度を溜めておき、溜まったときに起床してその中で計算した評価値の最大が閾値を超えていれば振ったと判断します。

オプションビットの設定

オプションビット設定値を各ビットごとに解説します。

設定値(16進表記) 機能 説明(ビットを設定したときの振る舞いを記述)
0x00000001 中継パケットの表示 各中継機または親機宛に送信し、受信した中継機すべての情報が親機に転送され、シリアル出力されます。この場合、複数の受信パケットを分析する事で一番近くで受信したルータを特定することができます。
0x00000010 "超簡単!標準アプリ"の親機と通信する 親機のアプリが”無線タグアプリ”ではなく”超簡単!標準アプリ"との通信が可能になります。
本設定が有効である場合、アプリケーションIDと周波数チャネルがデフォルト値(0x67726305、15Ch)の時のみアプリ内部で超簡単!標準アプリのデフォルト(0x67720102、18Ch)に設定されます。
本設定はTWELITE 2525Aで使用することを想定しているため、センサ―モードがアナログ(0x10)、スイッチ(0xFE)、ADXL34x(0x35、設定パラメータは1~15のみ)のときのみ有効です。
0x00000040 定期送信間隔のランダマイズ 定期送信する際の間隔に"送信間隔の設定"で指定した時間の±10%程度のランダムなブレを加えます。子機を複数台使用される場合はこのオプションを追加することをお勧めします。
0x00000400 OTA の禁止 電源投入時 OTA (無線経由での設定) を禁止します。このビットを設定した場合 OTA を有効にするには、M2 ピンを Lo にして電源投入します。
0x00001000 暗号化通信の設定 暗号化通信を有効にします。(相手側の暗号化設定もしてください。)
0x00002000 Active/Inactive時のパケット送信タイミングの変更 ADXL34x使用時に動いている間、または動いていない間にパケットを送信し続けるモードに変更します。
0x00010000 UART出力の設定 UART通信でのメッセージ出力を有効にします。
0x00040000 UARTオプションの適応 シリアルのボーレートやパリティの設定を反映させます。

設定スロットの指定

電源投入時のDIO8(PMW1)、DIO9(DO4)、DIO10(M1)、DIO16(DI4)の状態(OpenもしくはGND)に応じてスロット0~スロット15までの最大16パターンの設定を保存することができます。

設定スロット番号とピンの状態の関係は下表の通りです。

DIO16(DI4) DIO10(M1) DIO9(DO4) DIO8(PWM4) 設定スロット番号
Open Open Open Open 0
Open Open Open GND 1
Open Open GND Open 2
Open Open GND GND 3
Open GND Open Open 4
Open GND Open GND 5
Open GND GND Open 6
Open GND GND GND 7
GND Open Open Open 8
GND Open Open GND 9
GND Open GND Open 10
GND Open GND GND 11
GND GND Open Open 12
GND GND Open GND 13
GND GND GND Open 14
GND GND GND GND 15

例えばスロット1に設定を保存したい場合はPWM4をGNDと接続してから電源を投入して、インタラクティブモードもしくはOTAにて設定を行えば保存することができます。また、スロット1の設定を使用する場合はPWM4をGNDと接続してから電源を投入すれば、スロット1の設定が反映されます。

例えばスロット1に設定を保存したい場合はPWM4をGNDと接続してから電源を投入して、インタラクティブモードもしくはOTAにて設定を行えば保存することができます。また、スロット1の設定を使用する場合はPWM4をGNDと接続してから電源を投入すれば、スロット1の設定が反映されます。

TWELITEが動作しているときは設定スロットを切り替えても設定が反映されません。設定スロットを切り替える際は必ず配線を変更してからTWELITEのリセットを行ってください。
親機の設定

インタラクティブモードに入るには、パソコン上のターミナルソフトウエアから + + + と + を3回入力します。+ と + の間には 0.2 秒から 1.0 秒の間隔をあけてください。(注:子機側の設定方法は + + + ではありません。子機の設定を参照してください。)

インタラクティブモードに入ると以下の画面が表示されます。

テンキーから「+」キーを入力するとうまくいかない場合があるようです。
--- CONFIG/App_Tag V2-00-1/SID=0x81010c2d/LID=0x00 ---
 a: set Application ID (0x67726305)
 c: set Channels (15)
 x: set Tx Power (3)
 b: set UART baud (38400)
 B: set UART option (8N1)
 k: set Enc Key (0xA5A5A5A5)
 o: set Option Bits (0x00000001)
---
 S: save Configuration
 R: reset to Defaults
バージョンにより表示が異なる場合があります。

設定コマンド一覧

コマンド 設定項目 初期値 説明
a アプリケーションID 0x67726305 同じアプリケーションID同士のみ通信可能です。 異なった値を設定することにより、同一の周波数チャネルを複数のグループで使用することが可能です。
値は32ビットで任意に設定できます。
通信させたい端末は全て同じアプリケーションIDに設定する必要があります。
c 周波数チャネル 15 チャネル (11~26) を選択します。省電力動作を優先する観点から、複数チャネルの指定は無効としています。
※ すべての親機・子機で同じチャネル設定にしてください。
x 送信出力 3 送信出力を設定します。 3が最強で2,1,0と1段階小さくなるたびに -11.5db 出力が低下します。 出力を制限し電波の有効伝達範囲を小さくしたい場合に使用します。 ただし、伝達可能距離は環境(ノイズ・遮蔽物など)に影響を受けます。 ※ 理論上の伝達距離は 6dB 出力が小さくなるたびに 1/2 になりますので、1段階小さくすることで伝達距離は約1/4になります。
b UARTボーレート 38400 9600、19200、38400、57600、115200、230400が設定可能です。他の値も設定可能ですが、オシロスコープ等を用いて誤差を検証した上で使用してください。
設定を反映させるにはBPS端子をGND(電源のマイナス側)に接続する必要があります。接続しない場合は設定値は使用されず115200bps固定です。
B UARTパリティ 8N1 N: 無し、O: Odd(奇数)、E: Even(偶数)を設定します。ストップビットは1で固定。ハードウェアフローは設定不可です。また、8N1, 7E2 といったビット数、パリティ、ストップビットの設定が可能ですが、動作検証は 8N1 のみとなります。動作検証以外の設定で利用される場合は、オシロスコープなどで波形を観察し要求を満足するか確認の上利用してください。
k 暗号化鍵 0xA5A5A5A5 32bitの16進数を設定します。
o オプションビット 0x00000001 各種詳細設定ができます。オプションビットの説明は以下をご参照下さい。
S 設定値の保存   設定を保存し、モジュールを再起動します。
R 初期値に設定を戻す   続けてS キーによる設定の保存を行ってください。

オプションビットの設定

オプションビット設定値を各ビットごとに解説します。

設定値(16進表記) 機能 説明(ビットを設定したときの振る舞いを記述)
0x00000020 セミコロン区切り形式出力 UART出力をセミコロン区切り形式で出力します。
0x00000040 カンマ区切り形式出力 UART出力をカンマ区切り形式で出力します。
0x00000100 書式(アスキー)形式出力 UART出力を書式形式のアスキー文字で出力します。
0x00000300 書式(バイナリ)形式出力 UART出力を書式形式のバイナリ系列で出力します。
0x00001000 暗号化通信の設定 暗号化通信を有効にします。(相手側の暗号化設定もしてください。)
0x00020000 タイムスタンプ出力の停止 標準出力形式、セミコロン区切り形式、カンマ区切り形式時のタイムスタンプの出力を停止します。
0x00040000 UARTオプションの適応 シリアルのボーレートやパリティの設定を反映させます。
中継機の設定

インタラクティブモードに入るには、どの UART モードにおいてもパソコン上のターミナルソフトウエアから + + + と + を3回入力します。+ と + の間には 0.2 秒から 1.0 秒間を空けます。(注:子機側の設定方法は + + + ではありません)

インタラクティブモードに入ると以下の画面が表示されます。

テンキーから「+」キーを入力するとうまくいかない場合があるようです。
--- CONFIG/App_Tag V2-00-1/SID=0x81025a26/LID=0x00 ---
 a: set Application ID (0x67726305)
 c: set Channels (15)
 x: set Tx Power (3)
 b: set UART baud (38400)
 B: set UART option (8N1)
 k: set Enc Key (0xA5A5A5A5)
 o: set Option Bits (0x00000001)
 l: set layer (1)
 A: set access point address (0x00000000)
---
 S: save Configuration
 R: reset to Defaults
バージョンにより表示が異なる場合があります。

設定コマンド一覧

コマンド 機能 初期値 説明
a アプリケーションIDの設定 0x67726305 同一の周波数チャネルを複数のグループで使用することが可能です。値は32ビットで設定します。
c 周波数チャネルの設定 15 チャネル(11~26)を選択します。省電力動作を優先する観点から、複数チャネルの指定は無効としています。
x 送信出力の設定 3 送信出力を設定します。 3が最強で2,1,0と1段階小さくなるたびに -11.5db 出力が低下します。 出力を制限し電波の有効伝達範囲を小さくしたい場合に使用します。 ただし、伝達可能距離は環境(ノイズ・遮蔽物など)に影響を受けます。 ※ 理論上の伝達距離は 6dB 出力が小さくなるたびに 1/2 になりますので、1段階小さくすることで伝達距離は約1/4になります。
b UARTボーレートの設定 115200 9600/ 19200/ 38400/ 57600/ 115200/ 230400が設定可能です。 他の値も設定可能ですが、オシロスコープ等を用いて誤差を検証した上で使用してください。
B UARTパリティの設定 8N1 N: 無し、O: Odd(奇数)、E: Even(偶数)を設定します。ストップビットは1で固定。ハードウェアフローは設定不可です。また、8N1, 7E2 といったビット数、パリティ、ストップビットの設定が可能ですが、動作検証は 8N1 のみとなります。動作検証以外の設定で利用される場合は、オシロスコープなどで波形を観察し要求を満足するか確認の上利用してください。
k 暗号化鍵の設定 0xA5A5A5A5 暗号化鍵を入力します。32bitの16進数を設定します。
o オプションビットの設定 0x00000001 各種詳細設定ができます。
l 中継レイヤの設定 1 中継レイヤ番号です。中継機は中継レイヤ数の上位(より小さい値)の中継機・親機に接続を試みます。
A 接続先の設定 0x00000000 接続する上位レイヤのTWELITEのSIDを指定します。近くに存在しないSIDや下位レイヤのSIDを指定したときは不定となるので指定する場合は必ず存在する上位レイヤのSIDを入力してください。0x00000000の時は自動で上位レイヤを検索し、発見したTWELITEを通信を試みます。
S 設定値の保存   設定を保存し、モジュールを再起動します。
R 初期値に設定を戻す   続けてS キーによる設定の保存を行ってください。

オプションビットの設定

オプションビット設定値を各ビットごとに解説します。

設定値(16進) 機能 説明(ビットを設定したときの振る舞いを記述)
0x00001000 暗号化通信の設定 暗号化通信を有効にします。(相手側の暗号化設定もしてください。)
0x00040000 UARTオプションの適応 シリアルのボーレートやパリティの設定を反映させます。
設定情報の初期化

設定内容によっては、操作が困難になる場合があります。(ボーレートを設定したが、ターミナルソフトが対応しないボーレートだった等)その場合は以下の方法で初期化してください。

  • 別のアプリを改めて書き込み、そのアプリ上で初期化操作を行う 。(インタラクティブモードで 'R' キーを押して、次に 'S' キーを押すと初期化します)
TWELITE
TWELITE
DIP
DIP
UART
UART
CUE
CUE
ARIA
ARIA
PAL
PAL
STICK
STICK
spot
SPOT
R3
R3
STARTER KIT
STARTER KIT
アンテナ
アンテナ
製品一覧
製品一覧

モノをつなぐ無線

モノをつなぐ無線
モノの無線
導入事例
導入事例
選び方
選び方
小型
小型
省電力
省電力
多数接続
多数接続
コントロール
コントロール
モニタリング
モニタリング
ソフトウエア
ソフトウエア
親機
親機
中継機
中継機
子機
子機
始め方
始め方

評価開発環境

STAGE
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