TWELITE ⇄ 無線LANゲートウェイTWELITE SPOT
TWELITE のネットワーク( TWELITE NET )を無線LANに接続するための装置です。パソコンやスマートフォンと TWELITE が TWELITE SPOT を介して無線LAN経由で通信できます。サーバーやクラウドとの通信が可能になり、IoTも実現できます。
USB電源に接続すると初期状態での動作を開始しますが、ESP32の開発環境を使用してカスタマイズが可能です。
実現すること
小型で省電力、多数の子機を接続できる特徴を持ちモノの無線化に適した無線マイコン TWELITE を無線LANに接続し、スマートフォンと通信したり、インターネットに接続したりすることを TWELITE SPOT は可能にします。
LAN内でTWELITE子機のセンサー情報をパソコンやスマートフォン上のブラウザで読み取ったり、パソコンやスマートフォンからTWELITE子機を制御することができます。
インターネットを介してTWELITE子機のセンサー情報をパソコンやスマートフォン上のブラウザで読み取ったり、パソコンやスマートフォンからTWELITE子機を制御することができます。
特徴
- TWELITEの親機または中継機として機能
 - 無線LANと通信可能
 - USB-Cコネクタから電源供給
 - 内蔵マイコンのソフトウエアは自由に編集・書き換え可能
 - ソフトウエア開発環境(SDK)を使用してソースコードを編集し、ビルド可能
 - 7Pインターフェイスに別売のTWELITE Rを接続してソフトウエアの書き換え可能
 
外形図
ブロック図
TWELITE SPOT には無線マイコン TWELITE と無線LAN機能を持ったマイコンESP32が搭載されています。両マイコンはUARTシリアルで通信します。
仕様
| サイズ | 45 x 70 x 22 cm | 
|---|---|
| 重量 | 32.5 g | 
| 電源電圧 | 5 V(USB-Cコネクター) | 
| TWELITE 無線部 | |
|---|---|
| モジュール | モノワイヤレス TWE-L-WX | 
| SoC | NXP JN5164 | 
| メモリ | 32KB SRAM 160KB フラッシュ  | 
          
| 無線規格 | IEEE802.15.4 | 
| ESP32 無線部 | |
|---|---|
| モジュール | Espressif Systems社 ESP32-WROOM-32E  | 
          
| SoC | ESP32-D0WD-V3 | 
| CPU | Xtensa LX6 240MHz | 
| メモリ | 520KB SRAM 16MB フラッシュ  | 
          
| 無線規格 | IEEE802.11b/g/n | 
各部の説明
 - TWELITE
 - ESP32
 - 7Pインターフェイス
 - 7Pインターフェイス(ESP32)
 - リセットスイッチ(TWELITE)
 - リセットスイッチ(ESP32)
 - ブートスイッチ(ESP32)
 - TWELITE LED
 - LED(ESP32)
 - USB-Cコネクター(5V電源)
 - グローブコネクター(ESP32)
 - 基板アンテナ
 - アンテナ方向マーク
 
TWELITE
TWELITE はセンサーの値を読み取ったり無線でデータを送受信する無線マイコンです。
ESP32
Espressif Systems社の無線通信モジュールESP32-WROOM-32Eです。
7Pインターフェイス(TWELITE)
TWELITE R に接続する端子です。アプリの書き込み時に使用するための標準インターフェイスです。インタラクティブモードには対応していません。(アプリの設定はESP32から行えます)
7Pインターフェイス(ESP32)
ESP32にソフトウエアを書き込むためのインターフェイスです。 TWELITE R を接続できます。
リセットスイッチ(TWELITE)
TWELITEをリセットします。
リセットスイッチ(ESP32)
ESP32のENスイッチです。ESP32をリセットします。
ブートスイッチ(ESP32)
ESP32のBOOTスイッチです。
LED(TWELITE)
TWELITE の動作状態を示します。
LED(ESP32)
ESP32の動作状態を示します。
USB-Cコネクター(5V電源)
電源供給用のコネクターです。電源のみで信号線は接続されていません。5Vを入力してください。
グローブコネクター(ESP32)
ESP32のI2C信号(IO21,22)に接続しています。
基板アンテナ
基板アンテナ(MW-A-P1934)です。基板上に回路パターンで構成されたアンテナです。
アンテナ方向マーク
アンテナの偏波の向きを表しています。
使用方法
TWELITE SPOT に搭載されている TWELITE とESP32には出荷時に以下のソフトウエアが書き込まれています。
これらのソフトウエアはカスタマイズしたり書き換えたりすることができます。
書き換えの際は TWELITE R が必要です。
TWELITE側
TWELITE:親機・中継機アプリ(App_Wings)
TWELITE NET の通信を行うアプリです。 TWELITE SPOT と子機との通信を行います。UART(シリアル通信)でESP32と通信し、データのやり取りをします。
| 初期値 | |
|---|---|
| 周波数チャネル | 18 | 
| アプリケーションID | 0x67720102 | 
接続する子機の周波数チャネルとアプリケーションIDは TWELITE SPOT と同じ値に設定してください。値が異なる場合は通信できません。
TWELITE SPOT/DIP/CUE/ARIAの初期値は同一ですので設定変更なしでそのまま接続できます。
ESP32側
ESP32:spot-server (スタンドアロン通信サンプル)
TWELITE SPOT をWebサーバーにしてパソコンやスマートフォンで無線LANに接続し、ブラウザでTWELITE子機のセンサー情報を読み取ることができます。
| 初期値 | |
|---|---|
| SSID | TWELITE SPOT (XXXX) | 
| パスワード | twelitespot | 
| IPアドレス | 192.168.1.1 | 
| ホスト名 | spot.local | 
TWELITE SPOT (XXXX)のXXXXには機種毎のIDが表示されます。
以下の手順で動作させることができます。
用意するもの
- TWELITE SPOT
 - USB電源
 - USBケーブル( TWELITE SPOT 側はUSB-Cコネクター)
 - TWELITE子機(TWELITE DIP/CUE/ARIA等)
 - スマートフォン
 
操作手順
- TWELITE SPOT にUSB電源とケーブルを接続し、電源を供給する。
 - 初期値設定のTWELITE子機(TWELITE DIP/CUE/ARIA等)に電源を供給する。
 - スマートフォンの Wi-Fi設定から"TWELITE SPOT (XXXX)"に接続する。
 - ウェブブラウザで"spot.local"または"192.168.1.1"を開く。
 
ウェブブラウザに以下のページが表示されます。

接続した子機用のビューアを選択するとそれぞれの値を表示します。
 
 
 
 ESP32ライブラリ&サンプル
 TWELITE SPOT に搭載されたESP32のソフトウエアはArduino IDEで編集、開発を行います。TWELITEとUART通信するための各種ライブラリとサンプルコードはオープンソースとしてGitHubに公開しています。
サンプル例
- TWELITE SPOT を無線LANに接続し、WebサーバーにしてTWELITE子機のセンサー情報をWebブラウザに表示する。
 - TWELITE SPOT をルーターにしてTWELITE子機を無線LANに接続する。
 - Google スプレッドシートでTWELITE子機のセンサー情報を読み書きする。
 - 無線 LAN 子機として振る舞い、Web 上のモックサーバ httpbin.org へ受信したパケットのデータを送信する。
 
詳細はスタートガイドをご覧ください。
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